2021.10.01 イージージェットJr.
しいたけ廃菌床 堆肥化工場(導入先:しいたけ生産施設 K社 様)
栽培後の廃菌床を全量リサイクル化できたことで、ゼロエミッション&処理コスト削減を実現できた。
場所 | 和歌山県 |
処理物および処理量 | しいたけ廃菌床 3t/日 |
概要 | 栽培後の廃菌床を全量リサイクル化できたことで、ゼロエミッション&処理コスト削減を実現できた。 |
実施策と効果
施設/設備の拡充による処理量の増加 | 新規に施設建設し、堆肥化事業を開始しました |
通気の改善による処理量の増加 | 高圧通気方式を採用し、限られたスペースで効率よく堆肥化することで、一般的な方式より処理量を拡大できました |
省力化によるコストダウン | 切り返し作業等をなくすことで、少ない人数のオペレーションが可能となり、低コストでの処理が実現しました |
堆肥品質ア通気の改善による 堆肥品質アップ | 分解しにくい木質系の資材を、高圧通気によって短期間で堆肥化しています。 臭気のない高品質な堆肥化が実現しました |
K社様は、1日に1,300個の菌床ブロックを生産する能力を持ち、それを培養してシイタケを栽培しています。
これまで、栽培が済んだ後の廃菌床ブロックは廃棄されていましたが、当社の技術を導入することで今後は全量をリサイクルし、高品質な堆肥を供給することが可能となりました。
まずシイタケ工場から出た廃菌床ブロックを破砕機で破砕し、フレコンバッグに詰めます。
廃菌床を充てんしたフレコンバッグは、パレット積みにして並べます。
フレコンバッグ1袋にイージージェットJr. を1本ずつ挿しこみます。
しばらくすると発酵が始まり、温度が立ち上がります。
発酵期間中の切り返しは不要で、1週間ごとに挿しこみ位置を変えるだけです。
この方法であれば専用の建物が不要ですから、工場のデッドスペースなどでも設置できます。
増設や移設も可能ですから、規模に合わせた最適な堆肥化プラントの構築が可能です。
なお、導入に先立って、社内試験施設にて事前の堆肥化試験を行い、そのデータを基にプラントのご提案を行いました。