木くず堆肥化 機械化による、コスト削減効果
場所 | 茨城県 |
処理物および処理量 | 木くず、剪定枝、落ち葉など 2万t/年 |
概要 | 域内最大の木くず等堆肥化施設。高圧通気により切り返し作業を抑制し、低コスト堆肥化を実現 |
実施策と効果
施設/設備の拡充による処理量の増加 | 施設の増築により、処理量を年間5万tから7万tに増加 |
通気の改善による処理量の増加 | 従来方式より通気方法を改善することで、発酵期間短縮し省面積で効率よい処理を実現 |
省力化によるコストダウン | 切り返し作業を減らすことで、重機費:1.8千万円*1台+ランニング:900万円/年*1人=2,700万円/年を削減 |
通気の改善による堆肥品質アップ | 通気方法を改善したことにより、堆肥品質の向上を実現できた |
堆肥の袋詰めによる堆肥販路拡大 | 生産した肥料の一部は袋詰めして、利用先の拡大を図っています |
茨城県で木くず等のリサイクルを行うK社様は、刈り草および木くずの堆肥化等を行うリサイクル企業です。
これまでも、年間数万トン規模の堆肥化施設を運営しておられましたが、このたび処理能力の増強に伴い新工場を建設されました。
新しい堆肥化工場は、剪定枝葉、刈草、樹木の受け入れが可能で、年間2万トンの処理能力を持ちます。処理手順としては、
(1)破砕処理した原料を発酵槽にて堆積
(2)定期的に散水しながらイージージェットによる通気と切り返しを行う
(3)熟成ヤードで熟成。トータル3カ月で堆肥化
(4)生産した堆肥は、一部ふるい分け後、袋詰めロボットにて自動で袋詰めという流れです。
処理期間の短縮を図り、また年間を通じた安定した堆肥化によって年間20,000トンの処理を実現することを目的に、イージージェットの導入を決めて頂きました。






ところで一般的な木くず堆肥化の場合、悪臭などはあまり出ないかわりに、原料がセルロース主体であるため分解が遅く、発酵期間が非常に長くなってしまいます(一般的には熟成まで1年以上、最長3年間)。
そのため最大のコストは、発酵期間が長いことによる堆積面積の増大、そして切り返し作業の重機購入費とオペレーションコストということになります。
その点、イージージェットを使用すれば発酵期間を半分以下に短縮可能で、さらに切り返し作業を軽減できますので、大きな経済効果が期待できます。
処理規模にもよりますが、オペレーション人員は従来方式の半分程度でも運営可能です。
オペレーションを1名減らすと、重機1台当たりの購入費1 千-1.5千万円と、さらに人件費および燃油費で年間900万円程度の経費が削減できますので、収益に大きく貢献します。
当社の豊富なノウハウで最適な機器選定をおこない、お客様の収益向上につながるご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。