CASE STUDY

導入事例

2021.10.19 イージージェット

乳牛糞での堆肥化事例 (導入先:S牧場)

場所島根県
処理物および処理量乳牛糞 含水率85%
概要乳牛糞堆肥化で発酵不全、堆肥化完了までの期間が長かったものを、高圧通気で期間短縮、省力化に成功した事例

実施策と効果

処理量の増加高圧通気で好気発酵持続し、発酵期間短縮することで、堆肥舎1棟当たりの処理量がアップしました
発酵温度上昇高圧通気の導入により、発酵温度が10-20℃上昇しました
コストダウン切り返しが不要となったことで、オペレーションコスト(人件費+燃油費)の削減につながりました
堆肥品質アップ通気の改善によって悪臭が消え、品質の高い堆肥生産が可能となりました

最近、畜産農家様からのお問い合わせが増えてきていますので、参考までに過去の事例をアップしたいと思います。

こちらの酪農家様は乳牛50頭を飼育、牛糞はモミガラと混合して堆肥化しています。

ただ、副資材コストの高騰から、十分な量の副資材が確保できず、堆肥化してもなかなか温度が上がらないことが課題でした。

事前に計測したところ、堆肥舎に積まれた牛糞(モミガラ混合後)の含水率は77%あり、床面には大量の汚水が流れている状況でした。(写真1,2)

そこで、発酵温度の改善と切り返し作業の削減を目的にイージージェットを設置し、効果を検証しました。

写真は、設置時の様子です。床面にイージージェットの管を設置し、その上から原料である牛糞を堆積します。堆積後の切り返しは行いません。

グラフは発酵開始後の温度データです。これまで温度のあがりにくかった材料ですが、データの通り発酵温度が上昇し長期間維持しました。

写真は、それぞれ堆積直後と8週間目の様子です。発酵が進むことで有機物が分解されて減容し、このように堆積高さが低くなります。写真6は取り出し(出荷)時の様子です。

取り出し時の様子

以上のように、多少の悪条件下でも発酵開始し温度上昇することが確認できたのですが、やはり堆肥化の基本はしっかりと水分調整することに尽きると思います。

その場合、当社としては、これまでのように粒度の小さい(吸水性の高い)資材だけにこだわるのではなく、粗い資材(一次破砕物など)を使うことで空隙を作り好気発酵を促進することをお勧めしています。

粗い資材であれば割と豊富に調達可能ですし、コストもかなり安くなります(一次破砕物と二次破砕物とで単価が倍近く違う場合もあります)。

粗い資材を使うことで発酵初期の温度上昇などが難しい場合、初期のヤードにだけイージージェットを使うというような利用法ですと、初期コストも抑えられます。