木くず堆肥化 機械化による、コスト削減効果(導入先:K社) – 株式会社ミライエ

CASE STUDY

導入事例

2021.10.12 イージージェット

木くず堆肥化 機械化による、コスト削減効果(導入先:K社)

場所茨城県
処理物および処理量木くず、剪定枝、落ち葉など 2万t/年
概要域内最大の木くず等堆肥化施設。高圧通気により切り返し作業を抑制し、低コスト堆肥化を実現

実施策と効果

処理量の増加1施設の増築により、処理量を年間5万tから7万tに増加
処理量の増加2従来方式より通気方法を改善することで、発酵期間短縮し省面積で効率よい処理を実現
コストダウン切り返し作業を減らすことで、重機費:1.8千万円1台+ランニング:900万円/年1人=2,700万円/年を削減
堆肥品質アップ通気方法を改善したことにより、堆肥品質の向上を実現できた
堆肥販路拡大生産した肥料の一部は袋詰めして、利用先の拡大を図っています

茨城県で木くず等のリサイクルを行うK社様は、刈り草および木くずの堆肥化等を行うリサイクル企業です。

これまでも、年間数万トン規模の堆肥化施設を運営しておられましたが、このたび処理能力の増強に伴い新工場を建設されました。

新しい堆肥化工場は、剪定枝葉、刈草、樹木の受け入れが可能で、年間2万トンの処理能力を持ちます。処理手順としては、

(1)破砕処理した原料を発酵槽にて堆積
(2)定期的に散水しながらイージージェットによる通気と切り返しを行う
(3)熟成ヤードで熟成。トータル3カ月で堆肥化
(4)生産した堆肥は、一部ふるい分け後、袋詰めロボットにて自動で袋詰め

という流れです。

処理期間の短縮を図り、また年間を通じた安定した堆肥化によって年間20,000トンの処理を実現することを目的に、イージージェットの導入を決めて頂きました。

ところで一般的な木くず堆肥化の場合、悪臭などはあまり出ないかわりに、原料がセルロース主体であるため分解が遅く、発酵期間が非常に長くなってしまいます(一般的には熟成まで1年以上、最長3年間)。

そのため最大のコストは、発酵期間が長いことによる堆積面積の増大、そして切り返し作業の重機購入費とオペレーションコストということになります。

その点、イージージェットを使用すれば発酵期間を半分以下に短縮可能で、さらに切り返し作業を軽減できますので、大きな経済効果が期待できます。処理規模にもよりますが、オペレーション人員は従来方式の半分程度でも運営可能です。

オペレーションを1名減らすと、重機1台当たりの購入費1 千-1.5千万円と、さらに人件費および燃油費で年間900万円程度の経費が削減できますので、収益に大きく貢献します。

当社の豊富なノウハウで最適な機器選定をおこない、お客様の収益向上につながるご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。