CASE STUDY

導入事例

2021.10.28 生物脱臭システム

食品リサイクル施設での脱臭改善 4.8倍の能力アップ(導入先:ワイン残さ等 堆肥化施設)

場所山形県
処理物ワイン残さ、スクープ撹拌装置による堆肥化
概要ワイン残さの堆肥化施設においてオガコ脱臭しているが、悪臭が取り切れていない。設備能力を上げて悪臭の除去を行いたい

施設内換気を改善するオガコ脱臭装置を導入したが、能力が不十分である。悪臭除去能力を上げてクレームをゼロにしたい

ワイン残さの堆肥化施設での、脱臭装置の改善事例です。
本施設はワインの搾りかすなどをスクープ撹拌装置で堆肥化しており、脱臭設備としてはオガコ脱臭棟を備えていました(画像手前の建物)。

ところが悪臭が十分に取り切れないという課題があり、オガコの代わりに多孔質ガラス脱臭を入れ替えて対応することとしました。

施設内部の様子です。

スクープ撹拌装置が2レーンあり、定期的に撹拌しています。

発酵槽床面にはブロワが取り付けられており、ブロワが噴き出す時間と撹拌する時間になると臭気濃度が一気に上昇します。

撹拌時の様子です。

スクープが稼働している時間は、臭気計で450を超える数値(臭気指数36相当)が計測されました。

オガコ脱臭棟の内部です。

青いネットの下部に、オガコが充填してあります。

脱臭槽表面での臭気計の値は200を超えて(臭気指数27相当)いました。

臭気指数21相当(B区域の規制値)以下に抑えることを目標に、多孔質ガラス脱臭への入れ替えを行いました。

左の画像は、入れ替え作業時のものです。

フレコンに入った多孔質ガラス脱臭を脱臭槽内に充填します。

右の画像は充填後の状況です。

本施設は、脱臭用ブロワの能力が最大で200m3/分あるにも関わらず、脱臭槽の容積が50m3と小さいため、オガコではそもそも悪臭が取り切れないという計算になります(オガコだと200-400m3の容積が必要)。

その点、多孔質ガラス脱臭は少ない量で高い能力を誇りますので、本件のような脱臭槽が小さい場合でも対応可能です。

入れ替え後は、脱臭槽表面での計測値は90台(臭気指数20相当)まで低下しました。

処理できる排ガス量も導入前より3倍に増えているので、悪臭の除去能力は4.8倍にアップしました。

脱臭棟の外側では悪臭は全く感じないレベルとなり、実際に入れ替え以降は悪臭クレームはゼロになり、入れ替え後3年経過時点でもクレームゼロを継続中と、高く評価をしていただいています。