剪定枝・食品残さの堆肥化で、100%自社リサイクルを実現!
株式会社藤絹様
事業で発生する剪定枝や食品残渣を堆肥化し、自社農園で活用する「100%自社リサイクル」の取り組みについてのお話を伺いました。
焼却から堆肥化へ。直面した臭気の課題
鹿児島県で観光地「奄美の里」を運営する株式会社藤絹様では、広大な庭園から出る大量の剪定枝と、施設内レストランから出る食品残渣の処理が長年の課題でした 。


以前は剪定枝を焼却処分していましたが、環境への配慮から継続が難しくなり、堆肥化への転換を模索 。当初は区画を作って積み上げたり、中古のパッカー車で撹拌を試みたりしたものの、処理が追いつかず臭気が発生 。
臭気に対して従業員から不満の声が上がるなど、課題が多くありました 。
導入の決め手
「とにかく臭気をなくしたい」という切実な思いから、インターネット検索でミライエの「イージージェット」に辿り着きました 。
導入の決め手は、2つあります。
①イージージェットが高圧通気式であること
・・・臭気解消のための好気性微生物の活性化には、効果的に空気を送り込む仕組みが重要だと感じていました。
②比較的、設置が容易であること
・・・ミライエが作成した配置図をもとに自社施工を行うことで、導入コストを削減できました。
また、装置そのものだけでなく、堆肥化全般に関する質問に対しても対応してくれたことも導入の決め手になった、とお話してくださいました。


現場での運用の工夫
現在は、回収から堆肥化までを独自のサイクルで運用しています 。
①自社事業で発生する剪定枝をチップ化し、食品残渣とともに堆肥化槽へ投入 。
②パワーショベルでの撹拌と、雨水を活用した水分調節を適宜実施。さらに微生物資材も併用し、70度以上の発酵温度を維持しています 。
③約2ヶ月おきに槽を移動させ、その際、微生物を維持するために各槽に半分ずつ堆肥を残して新しい処理物と混ぜ合わせる工夫をしています 。

全3槽で堆肥化を行う。

①番目の槽。毎日「食品残さ+剪定枝葉」を投入。

③番目の槽。堆肥化により、およそ半分に減容。
導入による成果
イージージェットの導入により、長年の悩みだった剪定枝、食品残渣の処理問題を解決できました。
100%自社リサイクルの実現
外部委託していた食品残渣処理も自社で行い、自社農園で堆肥活用することで「完全循環」を実現。100%自社リサイクルを実現し、SDGsへの先駆的な取り組みとなりました 。
臭気の激減
従業員からの不満はほとんどなくなり、安心して作業を継続できています 。
農作業の効率化
出来上がった堆肥を農園のマルチとして使用することで、土が柔らかくなり、草取り作業も大幅に楽になりました 。

堆肥舎の外観
次なる課題への取り組み
長期間の使用に伴い、現在はさらなる改善にも取り組んでいます。水分過多による吹き出し口の詰まりへの対策や、24時間稼働するコンプレッサーの電気代を抑えるためのエアタンク増設など、より効率的な運用を目指しています 。
「施設から出るゴミを宝に変える」
藤絹様の取り組みは、観光施設における環境対策のモデルケースとなっています 。


お客様について
株式会社藤絹 様
鹿児島県で観光事業を運営。
自社で発生した剪定枝や食品残渣を堆肥化し、出来た堆肥は自社農園で使用されることで完全自社リサイクルを実現されました。この取り組みは10年ほど前から行われており、SDGsの取り組みを先駆けて実践されています。(2026年4月取材時)





