下水汚泥も短時間で混合 堆肥化期間短縮!
下水道課様
設備導入の経緯
浜田市には汚泥処理施設が1施設しかなく、その施設も増築・改
修を繰り返しながらも順調に正常運転がされてきました。
しかし、毎年増加傾向にある汚泥処理も施設処理能力(106㎥/
日)を超過して稼動していながら何の検討もされていない状況で
「施設に支障を来たす時点になったら検討する」との楽観的な考えであったことから、旧三隅町時代か
ら他事業で計画のあった「畜産堆肥施設」を見直し、農業集落排水で発生する汚泥と家畜の糞を一緒に
処理できる施設が出来れば一石二鳥でお互いの問題は解決されることになると考えました。
ミライエを選んだ理由
計画するにあたり、やはり経済比較は避けて通ることはできないため、
- 現状のまま汚泥処理施設へ運搬・処理
- 資源循環施設の建設
- 処理場で脱水後、循環型施設に運搬
- 処理場で脱水・乾燥
以上の4ケースにおいて10年後の維持管理費を比較検討した結果、資源循環施設を建設したほうが安価
になるという結論に至りました。その結果を受けて施設の検討をしたところ、次の5項目に該当する内
容を満足させる施設に決定しました。
- 施設面積を広く確保する必要がないこと。
- 稼動させる機器の取扱いが容易であること。
- 建設費用が安価であること。
- 農地還元が可能で出来るだけ製品が無臭に近いもの。
- 副資材利用時の費用が安価であること
導入しての評価
島根県西部地域においては最初の設置地区となり、本社が松江にもかかわらず機器の立ち上げ運転から
製品管理まで事あるごとに丁寧に対応していただきました。
製品完成までの日数が42日間かかること、そして発酵温度管理の徹底を除いては、採択時予想を大きく
上回るものでありました。
汚泥と副資材の攪拌直後、及び発酵時の製品から発生する異臭についてはどうしようもない現象である
と思われますが、建屋自体を密封することは不可能であるため攪拌時に臭いが無くなるような改善を考
えていただければなお良いと思います。
お客様について
下水道課 様
導入した商品のご紹介
堆肥用自動混合装置
Cモード
比重の異なる原料も短時間で混合
混合作業を自動化し、省コスト、省エネルギーを実現!あらゆる有機原料に対応し、比重の異なる原料も短時間で均一に処理します。