汚泥堆肥化センターでの脱臭 従来比7倍の悪臭を除去(導入先:汚泥堆肥化施設)
汚泥堆肥化センターでのミライエ生物脱臭装置の事例紹介です。
- 導入した商品
- ミライエ生物脱臭装置
- 納入先・場所
- 愛知県/汚泥堆肥化施設
- 処理物
- 汚泥
- 課題
- 二次発酵棟内の悪臭濃度が高い
愛知県 汚泥堆肥化施設の堆肥化概要
汚泥堆肥センターで、一次発酵棟と二次発酵棟2つに建屋が分かれており、二次発酵棟には脱臭設備が備わっていませんでした。
その結果、発酵棟内部の湿度が90%程度と非常に高くなり、建屋が結露して腐食が進んでいる状態でした。
施設内の湿度が高いと堆肥化の際の水分蒸散も進まず、堆肥化に時間がかかるという影響も出ていました。
導入前の課題
課題1 二次発酵槽内の悪臭濃度が高い
課題2 二次発酵槽内の湿度が高く、建屋が結露する。水分蒸散もうまく進まない
課題3 悪臭対策を万全にし、周辺環境に配慮したい
二次発酵棟に『ミライエ生物脱臭装置』の導入
一次発酵棟側にはロックウール脱臭設備が設置されていますが、同様の設備を二次発酵棟にも設置しようとすると、かなり高額な出費となります。
二次発酵棟では十分な換気量を確保するため、少量でも除去効果の高い設備であることが求められました。
新たに施工した、二次発酵棟用の多孔質ガラス脱臭設備です。
既存の脱臭設備と同等の面積ですが、既存設備の3倍の排ガスを処理できる能力があります。
脱臭槽内部です。ネットの下に多孔質ガラス脱臭を充填しています。
臭気改善の効果は7倍以上
上記が導入による効果をまとめた表です。
既存のロックウール脱臭設備の3倍の排ガスを流し、ほぼ完全に除去しています。
除去効果はロックウールの7倍以上と、高い効果を示しました。
水分量も減り、短期間での堆肥化に成功
多孔質ガラス脱臭設備の設置後は発酵棟内の湿度も下がり、堆肥化の際の水分蒸散量が大幅に上昇しました。
出来上りの堆肥の水分は
納入前 60% → 納入後 40%
と、短期間で良質な堆肥生産ができるようになりました。
導入した商品のご紹介
ミライエ生物脱臭装置
従来生物脱臭の4倍の除去能力
多くの堆肥生産業者を悩ませている悪臭問題。従来の脱臭技術の課題である「性能・コスト・設置面積」を多孔質ガラス装置が解決。